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「電力会社は保守的」
という先入観

前職は大阪に本社があるITベンダーの名古屋支社でSEを務めていました。仕事は面白かったのですが、ある日東京への転勤を打診されます。ちょうど子どもが保育園から小学校に上がるタイミングで、家族への負担を考えるとあまり現実的な話ではありませんでした。また当時の仕事では「やりたいことはほぼやりきった」と感じていて、新しい環境に身を置きたいという思いも抱えていました。
名古屋に腰を据えて、チャレンジングな案件を手がけたい。そんな当時の私にぴったりだった転職先が、中電シーティーアイでした。保守的なイメージが強い電力業界でしたが、話を聞いてみると全く違いました。主要取引先である中部電力は、全社を挙げてDXを推進している真っ最中。あらゆる業務やサービスに変革をもたらすべく、新しい技術を次々に取り入れていることを知りました。電力事業そのものの規模が大きく、どのシステムも社会インフラを支える重要なものばかりです。ここでなら仕事のやりがいと家庭を両立できる。そう考えて転職を決意しました。

パッケージベンダーのイベント出席のためラスベガスへ
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パッケージベンダーの
イベント出席のため
ラスベガスへ

何千という機器をネットワークで繋いでいる中部電力。現在私はこれらの機器を管理するシステムのリプレイスを担当しています。10年以上にわたって部分最適で継ぎ足しながら構築されてきたシステムを、パッケージベンダーのパッケージに統合していくというものです。
かなり⼤掛かりなプロジェクトではあるのですが、今のところ大きな問題もなく順調に進んでいます。途中段階ではあるものの、ユーザーオペレーションは劇的に改善。今まで現場担当者がメールや電話で行っていたレポーティングなどさまざまな周辺業務が、同一のシステム上で完結できるようになり、かなりの業務効率化が実現できそうです。
2024年5月には、米ラスベガスで開催されたパッケージベンダーのイベントに出席しました。世界各国から何万人規模の関係者が集まる一大イベントです。最新情報を収集し、機能やサービスへの理解を深めることができました。各エンジニアの志向に合わせた様々な研修を無料で受けられますし、とにかく「新しい技術を身につけて仕事に生かしてほしい」という会社側の意思をおおいに感じます。

エネルギー事業を支えるパートナーとして
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エネルギー事業を支えるパートナーとして

働きやすさの面では、顧客が同じ中部電力グループの企業であることが大きく影響しています。顧客と業者というより「同じ目標をもつ仲間同士」といった関係性に近く、導入目的をしっかりと確認した上で、適切な仕様や予算、納期を検討することができます。無理なスケジュールを要求されることもないですし、フレックスタイムやテレワークなどの制度も充実しているため、転職後にワークライフバランスは大幅に改善。子育てとキャリアアップを同時に実現できる環境を手に入れることができました。
発電、送電、売電等々、電力事業を営むためには膨大なシステムが必要となります。さらにその一つ一つが重要な役割を担っていますので、仮に何かのシステムが止まれば即、地域の方の暮らしに影響が出る事態になりかねません。開発者としての責任の重みを感じると同時に、「自分たちが社会インフラを支えている」というやりがいをもてる仕事です。
最新の技術やサービスに触れる機会が多くなり、楽しみながら働けています。技術革新のスピードが早すぎるので、その点では苦労していますけどね(笑)。