Digital Transformation デジタルトランス
フォーメーション

中電シーティーアイは、中部電力グループ唯一のIT企業として、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、新たな価値の創出に取り組んでいます。IT人財の育成や最新技術の導入を通じて、お客さまの業務改革を牽引していきます。

Commitment to DXDXへの取り組み

中部電力は「中部電力グループ経営ビジョン2.0」および「中部電力グループにおけるDXの取組み」を公表し、グループ全体でDXを推進し「お客さまサービスの変革」と「業務の変革」の実現を目指しています。

当社を取り巻く環境

「ITの質を高める施策」と「ITの量を増やす施策」は、パートナー企業の協力を得ながら変革に取り組んでいます。
具体的な取り組み内容はこちらからご覧ください。(パートナー企業のページに移動します)

Policy方針

当社は中部電力グループ唯一のIT会社として、DX推進におけるプロジェクトの牽引や、内製化により中部電力グループにノウハウを残す役割を担っていきます。つきましては、下記のとおり、当社の中長期的なDXの対応方針を定めました。

  1. 01

    IoTやAI等を活用した中部電力の「新たな価値の創出」への対応

  2. 02

    DX案件や技術の優先度を考慮した開発・保守体制の構築

  3. 03

    ベース領域とDX案件を同時に遂行するための最適な要員配置

上記実現のためには、これまでのやり方・体制を大きく変える構造改革が必要となります。そのため「CTI改革」を推し進め、DX推進を担う高度な要員の育成や、人材の確保に努めてまいります。
また当社において、高度なITシステムの導入により価値を創出するとともに、グループ会社への展開を進めてまいります。

代表取締役 社長執行役員 伊藤 久德

CTI Reform to achieve DX promotionDX推進を実現するための「CTI改革」

当社はDXを推進し、より高度なIT活用で「新たな価値の創出」を担っていくには、事業構造の変革が必要と考え、新たなチャレンジである「CTI改革」に取り組んでいます。具体的な施策は以下のとおりです。

1.IT人材の質を高める施策

「①強化領域へのシフトに向けた機能強化」
「コンサル」「パッケージ」「デジタル」等の領域を担う、高度IT技術者の育成を行う

2.IT人材の量を増やす施策

「②保守運用業務のリソース強化」
 ITベース領域の部分に関して、外部リソースの活用を行う

CTI改革
3.中電グループでの活用を前提とした施策

「③グループIT・管理間接業務の効率化・集約化」
中電グループにおけるITシステムおよび管理間接業務の共通化・集約化を行い効率化を行う

グループIT・管理間接業務の効率化・集約化
4.ITによる新しい働き方への提供

「④New Normal対応」
「いつでも、どこでも・どのデバイスでも」を実現可能とするクラウドサービスや各種データを活用した新しい働き方をクイックに提供

New Normal対応

System implementation to
achieve New Normal support
New Normal対応を実現するためのシステム導入

当社では、クラウドシステムを活用したペーパーレス化・ハンコレス化や各種データ活用を推進し、業務効率の大幅な向上を図っています。また、オフィスと同等の機能を備えた在宅勤務環境を整備し、柔軟で効率的な働き方を支援しています。これにより、従業員の生産性向上とワークライフバランスの実現に貢献しています。

No. システム名 主な導入効果
1 電子決裁システム
  • 決裁に関する手続き・回覧の効率化・迅速化
  • 書類スペースや管理業務の削減
2 電子契約システム
  • 契約相手先との契約準備手続きの効率化・迅速化
  • 書類スペースや管理業務、収入印紙の削減
3 年末調整システム
  • 事務局側の事前・事後準備作業の省力化
    (法改正確認、書類準備、書類発送、申告書内容書類チェック)
  • 社員の書類準備の省力化(システムによる簡単入力、スマホ入力可能)
4 経費精算システム
  • 精算データ入力の省力化
    (manaca・クレジットカードデータ連係、スマホ入力可能)
  • 精算データ承認の効率化・迅速化

「ITシステム導入による効果」(807KB)

System implementation to achieve New Normal supportDX推進体制

当社では、全社戦略部門、全社技術推進部門(CoE※)、および製造部門の役割を明確化することで、DX推進の基盤を強化しています。各部門がそれぞれの専門性を最大限に活用し、戦略立案、技術の実装、現場での活用をスムーズに連携させる仕組みを構築。特に、全社技術推進部門(CoE)は最新技術の導入と標準化を担い、全社規模での効率化と価値創出をリードしています。この体制により、組織全体で一体となり、持続可能で競争力のあるDXの実現を目指します。

  • CoE:Center of Excellence
DX推進体制

Creating an environment to promote DXDXを推進するための環境整備

当社では、DXの推進に向けて、イノベーションを創出するための最適な環境づくりに取り組んでいます。その一環として、クリエイティブオフィスの整備を進め、多様なアイデアが生まれやすい空間設計や最新のITインフラを導入。従業員同士のコラボレーションを促進し、迅速な意思決定を支える働き方の変革を実現しています。

また、この環境は柔軟な働き方にも対応しており、場所や時間に縛られずに業務に集中できる仕組みを整備。これにより、従業員一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出し、DX推進を加速させるための基盤を構築しています。当社は今後も、創造的な働き方を支える環境整備を通じて、未来志向の価値創造に貢献してまいります。

クリエイティブオフィス

For Further DX Promotion更なるDX推進に向けて

当社はDX推進状況を測る指標として、DXを牽引する高度IT技術者※の育成人数を設定しています。進捗や成果については、当社のホームページにて公表いたします。

目標:
高度IT技術者 435人(2025年度末までに IT技術者要員の54%)
実績:
395人(2024年3月末現在 IT技術者要員の47%)
  • 高度IT技術者の定義
    DXを以下の能力で牽引する人材
  • 企画コンサル力(お客さまニーズを察知しITを活用した課題対応やそれを実現する施策の提案)
  • プロジェクトマネジメント(DXプロジェクトの推進役)
  • 最新のIT技術(クラウド・パッケージ・デジタル・データサイエンス・セキュリティ等)